村上椅子

出張古椅子展 その4(最終)

 

山下カバンでの古椅子展、後半は古い友人や旅行がてら京都から追いかけてきてくださった方など、嬉しい顔にも会えて賑やかに。そして最終日はお待ちかねのかき氷とカツサンドの日でした。

今日だけは、氷屋さん。

可愛らしいレトロなかき氷機でつくるふわふわの氷に、うきはの桃やぶどう、熊本の杏やパッショッンフルーツ、晩柑で作った美しいシロップ。外は猛暑で最高のかき氷日和でした。

カツサンドはバタバタして写真を撮れなかったのですが、前回紹介したリバーワイルドさんの、柿ぶた(うきはの特産の柿を食べて育った豚)のロースを朝からせっせと揚げて、たっぷりのキャベツと自家製のソースと一緒に挟んだ一品。お肉の美味しさがしみじみ感じられ、優しいお味ながら食べ応えのあるカツサンドでした。

福岡市内で一汁一菜のお店を営業されているという「てのぎ」さん、いつか伺いたいです。

・・・

そんなこんなでどちらも大盛況、賑やかなうちに古椅子展は終了いたしました。

子連れでばたばたと、至らないところも多々あったと思いますが、たくさんの出会いに感謝です。ご来場いただきました皆さま、気にかけてくださった皆さま、そして細やかな心遣いでいろいろとお世話くださった山下さん、本当にありがとうございました!

 

長くなりましたが、出張古椅子展のレポート、これにて終了です。

出張古椅子展 その2(展示の様子)

展示は山下さんのセンスにお任せしてこんな感じになりました。夏と山下カバン、のイメージで椅子をつくったので、色合いは水色、黄色を中心に明るい感じで。前もって送っていたのもあわせて、43脚が定位置につきお客様をお迎えします。

入り口付近。夏のポップな雰囲気で、ピンクのビニールレザーを選んだパイプ椅子。お尻にフィットしてなかなかいい座り心地なんですよ。

窓際の爽やかなスツールコーナー。

ヤマハの折りたたみ椅子、昭和を感じる食堂椅子。

籐のこども椅子、軽くて可愛くて人気でした。
2脚揃いの曲木のアームチェアは低い座面で座り心地抜群。

折りたたむとぺったんこになる、子供用のデッキチェア。

黄色い肘付きソファは今回の一押し。二人掛けに見えますが半分に分かれるので、模様替えなどに便利。

奥のコーナーで、こどもたちはごろごろしたり、おやつを食べたり、折り紙したり。でもおとなしくしていられるのも少しの間で、そのうちお腹減った、、、つまんない、と騒ぎ出し。あまりの暑さに外で遊んでいなさいとも言えなくて、イスオさんに、近くの(といっても一山越える)川の水を引いたプールに連れ出してもらったりして、なんとか乗り切りました。

さて無事初日を終えてほっとしたところで、中二日の展示は山下さんにお任せして夏休みです。

(つづく)

出張古椅子展 その1(いざ出発)

どこから書いたらよいものか、、と迷いましたが旅を一から巻き戻して、展示と夏休みの様子を織り交ぜて書いてみます。

遡ること10日。待ちに待った出発の日がやってきました。
家族四人が乗った車の後ろ半分にパズルのように椅子を組み合わせて30脚ほど積み込み、今回はフェリーで神戸港からいざ出発です。こどもたちも、大好きな山ちゃん(会場となる山下カバンの山下さん)に会えると大はしゃぎ。

夕暮れ時に明石海峡大橋をくぐります。迫り来る橋に皆歓声。ドラマチックだったなあ。

寝ている間に九州に到着。古いレンガの建物群や、船。車の窓から見るものすべてが、違う土地に来たなあと感じさせてくれます。

車を走らせること一時間半、山下カバンさんのある、うきは市吉井町に到着しました。
耳納連山の山並みと雄大な筑後川の作り出す風景にはいつも、惚れ惚れします。平地には田園風景、山麓には果樹園が広がり、自然の恵みを受けて果物などの特産品も豊富なところです。そして江戸期の白壁の建造物の保存地区もあり、歴史のある町でもあります。古道具店、雑貨店、珈琲店、書店など素敵な小さなお店が点在していて、季節の良いときには散策するのにもぴったり。

さて山下カバンさんは、こんな細い路地を入っていったところにあります。右手に見える古いアパートの1階。

看板がない、というかものすごく小さいので、ここがお店とは気づかない人も。実際展示の最中も店を覗いた人に「すみません、山下カバンというお店をさがしているんですけれど、、」と聞かれました。確かに椅子ばかりなのでカバンやさんとは思いませんよね。

さて京都の暑さはなかなかだけれど、吉井もまた暑かった。一息つくと動けなくなりそうだったので、すぐに荷物を降ろし、運び入れて、展示の準備にかかりました。

(つづく)

 

 

古椅子展、終了しました

日記を書くのが遅くなってしまいましたが、5日をもちまして、山下カバンでの古椅子展は無事終了いたしました。
i-phoneから記事を更新する方法を忘れてしまって、期間中に展示の様子が載せられず、もどかしい思いをしておりました。

暑い暑い真夏に、どうなることかと思いましたが、お近くから、遠くから足を運んでいただき、古椅子が並んだ様子をご覧いただけ、またお気に入りの子を連れて帰っていただいて、嬉しく思っています。中には5年ぶりの開催を楽しみにして、真っ先に駆けつけてくださった方々も。本当にありがとうございました。

遠いところ電車で来てくれた古くからの友人や久しぶりの懐かしい顔にも会えました。家族ぐるみで受け入れてくださった山下さんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

展示の様子、その他夏休みの旅の様子は、またゆっくりと更新していきたいと思っています。

ひとまず、お礼まで、、。ありがとうございました!

 

古椅子展 2018

古椅子展の案内ができあがってきました。
手のひらに乗るぐらいの小さなチラシ。

開くと、シンプルに椅子の写真と黄色い紙が。

▽▽▽

村上椅子 古椅子展

2018年8月1日(水)〜8月5日(日)
12時から17時まで

私たちは1日、4日、5日に在店予定です。

場所:

山下カバン
福岡県うきは市吉井町939-1 上村アパート2

山下カバンが5日間だけ、「古椅子」の店になります。「古椅子」とは、時を経た古い椅子に、新しい命を吹き込んだもの。古い味わいのある雰囲気は残しつつ、きちんと使えるように必要に応じて修理、塗装のやり直しをし、現代の暮らしにあうように張り替えています。
手軽なスツール類から、肘つきの一人がけ椅子、小椅子、折りたたみ椅子。いろんなタイプのものをお持ちしようと思っています。形も張り地もその時々でいろいろ。お気に入りの一脚に出会えるかもしれませんよ。

最終日の5日(日)12時からは飲食の出張販売にきてくださいます。

以下DMより。
『村上椅子 古椅子展』の最終日は「スワン✳︎1」のかき氷と、リバーワイルドのお肉を使った「てのぎ✳︎2」のカツサンドの出張販売があります。

✳︎1 スワン… 古道具「點」の橋本夫妻と「marcadette」の渡邊薫子さんによる、毎夏恒例のかき氷やさん。

✳︎2 てのぎ… 普段は福岡で一汁一菜のごはん屋さん。

そして、裏側には「山下さんと椅子」のイラスト。

今回表紙の文字やイラストは長女に描いてもらえないかとの打診がありまして。難しいなあーーと言いながらも楽しそうに描いてくれました。素敵なDMにしていただき、ありがとうございます。

 

5年ぶりの吉井での展、私たちもとても楽しみにしています。
お近くのかたも、遠いかたも。ぜひ夏休みのおでかけに、ご予定くださいね。