村上椅子

第7回古椅子展のおしらせ

今年も、京都・北白川の「小さい部屋」さんで、古椅子展を開催します。
会期は10月10日(土)~20日(火)、木金は定休日です。
昨年からのスタイルを引き継いで、長めの日程をとって
小さい部屋さんの穏やかで素朴な雰囲気の中で
ゆっくりとご覧いただける感じにしたいなあと思っています。
3連休もありますので、遠方のかたもぜひ秋の京都を楽しみにいらしてください。

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「古椅子」とよんでいますが、タダの古い椅子ではありません。
色あせ、ガラクタ同然にも見えるような古い椅子を、
手を掛けて甦らせ、また世に送り出そうというものです。

きちんと座れるようにするのは当然。
時には(というかこの頃はだいたいのものは)
バラバラに分解して接着し直してグラツキをなおし、
バネやクッションを入れ替えます。
状態が悪いものは、木肌を整え、塗装しなおします。
時にはフレームをカットしたりして大胆にデザインを変えることも。

ただ、ぴかぴかに直してしまうのではありません。
その椅子の過ごしてきた時間、椅子の持っている雰囲気を大切に、
塗装のし直しも、仕上げのディティールも吟味して。

そして、その椅子がより魅力的に見える張り地を選んで
椅子に纏わせるとき、みるみる椅子は息を吹き返すのです。

時間も手間もかかりとても大変な工程ですが
生き生きと甦った椅子たちの姿を皆さんにお見せしたくて、
今年もまた開催することにしました。

一年以上かけて倉庫に集めてきた椅子たち(ここには入りきってませんが)、
いよいよ出番です。

詳細はまた近いうちにおしらせしますね。
  

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